山本譲二--『みちのくひとり旅』「みちのくひとり旅」(みちのくひとりたび)は、1980年8月5日に発売された
山本譲二のシングルであり、現時点で山本自身の最大のヒット曲となっている。
作詞:市場馨/作曲:三島大輔/編曲:斉藤恒夫
山本譲二の師匠である
北島三郎が「いい曲があるから」と、山本に馬渕玄三(音楽ディレクター)に逢うよう指示され、馬渕の所へ行くと本曲作曲の三島大輔に引き合わされた。そこで聴かされたのが本曲であり、山本は「この曲を僕に歌わせて下さい」と自ら土下座して懇願、レコーディングを経て発売することになる。
発売から2か月以上が経過した1980年10月31日放送分の日本テレビ系『カックラキン大放送!!』にて披露したが、その時点では特に大きな話題とはならなかった。
発売から4か月後にようやく関西の有線放送で話題になり、発売から10か月が経過した1981年6月29日放送のフジテレビ系『夜のヒットスタジオ』にて披露したことで一気に人気に火がついた。
発売から9か月経過した1981年5月4日付のオリコンチャートにて96位に初登場、その約4か月後の8月31日付けで8位とベストテン入り。以降22週に渡りオリコンベスト10入りするというロングヒットとなり、この曲で山本はこの年の『第32回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たす。
発売してから1年ほど経ったある日、大阪で演歌の番組収録後、その番組に一緒に出ていた
小林旭に飲みに誘われた際、実はこの曲は
小林旭に提供されたものの、自分には合わないと思って断った曲だったことを本人の口から聞いて衝撃を受けたという。小林本人はこの曲が売れたことをとても喜んでいたとのこと。
「みちのくひとり旅」歌詞