笠置シヅ子--『東京ブギウギ』「東京ブギウギ」(とうきょうブギウギ)とは、鈴木勝の作詞、服部良一の作曲、
笠置シヅ子の歌唱により、1947年発表(ただしレコード発売は翌年1月)されてヒットしたブギのリズムによる日本の歌謡曲であり、「青い山脈」「リンゴの唄」などと並んで、戦後の日本を象徴する曲として有名である。
1947年12月公開の日本映画「春の饗宴」劇中歌。
東京ブギウギの大ヒットは、当時
笠置シヅ子が10月14日から翌月まで公演を行っていた「踊る漫画祭・浦島再び竜宮へ行く」(日劇)の挿入歌として歌われたことがきっかけとされている。ただし、この曲が最初に歌われたのはそれ以前の9月、大阪の梅田劇場(現・HEP)でのことであった。
当時、歌手は直立不動で歌うのが通例であったが、笠置は舞台上をダイナミックに動き回りながら歌い踊っており、その姿は戦後の解放的な気分の反映であるとされた。
発売当時のレコード売上は27万枚を記録した。1968年時点での累計売上は70万枚。
このあと「大阪ブギウギ」・「名古屋ブギウギ」などご当地ブギが作られた。
NHK紅白歌合戦では、1953年12月の第4回で笠置によって歌唱されている。1993年の第44回では「服部良一メドレー・紅白バージョン」の一節として少年隊が、2005年の第56回では松浦亜弥が本楽曲を歌唱した。
東京ブギウギ:歌詞