藤圭子--『京都から博多まで』「京都から博多まで」 1972年1月25日発売
藤圭子11枚目のシングル
作詞:阿久悠/作曲:猪俣公章/編曲:池田孝
藤圭子のシングルでは初めて、阿久悠が作詞を手掛けた。楽曲名どおり、男性を追って京都から博多へ向け、瀬戸内を走る列車に乗った女性の心情と風景を描いた歌詞となっている。
作曲は「女のブルース」以来約2年ぶりとなる猪俣公章が手掛けた。
1993年6月10日の夜に猪俣の訃報があった際、TBS系の特別番組に
藤圭子が急遽出演し、「京都から博多まで」を披露した。
同年大晦日放送の第23回NHK紅白歌合戦に3回連続の出場を果たし、「京都から博多まで」を披露した。NHKが保存する
藤圭子の紅白映像の中で、もっとも鮮明な歌唱映像が残る最古のものがこの第23回である。翌年は落選するものの、のちに復帰出場している。
本楽曲の後日談を歌ったアンサーソング「私は京都へ帰ります」が、2年後の1974年7月5日にシングルで発売された。なお、作曲は本楽曲と同じ猪俣公章であるが、作詞は山口洋子が担当している。
京都から博多まで:歌詞