狩人--『あずさ2号』『あずさ2号』 1977年3月25日リリース
狩人のデビューシングル
作詞:竜真知子、作曲:都倉俊一、編曲:都倉俊一
『
狩人』の名前の由来は、二人の恩師である都倉俊一から、「いつまでも大ヒットという獲物を狙い続けるハンター(狩人)であって欲しい」といわれて名付けられたものであるという。
都会での愛する人との暮らしに終止符を打ち、新しい恋人と特急「あずさ2号」に乗って信州へ旅立とうとするヒロインの複雑な心の内を歌った曲である。
1977年の大ヒット曲となり、新人歌手であった
狩人を一躍スターの座に押し上げた。
またオリコンでは最高4位、シングル売上記録も50万枚を超え、1977年年間シングルチャートでは第15位にランクされた。
曲の前半部分はしっとりとした曲調であるが、サビの部分ではそれとは正反対の曲調となっている。
これが、「より効果的に、女心のアヤを際立たせ」ることとなり、多くの人々の心を捉えたのである。
『あずさ2号』の大ヒットで、この曲は、
狩人の代名詞のような存在となった。
しかし、この曲のインパクトがあまりにも強すぎて、他の曲が売れなくなるという結果を招き、狩人も一時期、この歌を歌うのにためらいを覚えたことがあったという。
だが、いつしか「代名詞というべき曲があることは、素晴らしいことではないか」と思うようになり、以前と同様にこの曲を積極的に歌うようになった。
1995年(平成7年)1月25日、若草恵の編曲・狩人の歌により、ニュー・ヴァージョンとして新たにリリースされた。
「あずさ2号」歌詞