小林明子--『恋におちて -Fall in love-』『恋におちて -Fall in love- 1985年8月31日リリース
小林明子のデビューシングル
作詞:湯川れい子/作曲:
小林明子/編曲:萩田光雄
(TBS系テレビドラマ・『金曜日の妻たちへ』主題歌)でシンガーデビュー。
社会現象化したドラマと共に大ヒットとなり、この曲で日本レコード大賞作曲奨励賞を授賞。
現在でも1980年代の名曲の一つとして親しまれています。
この曲は、ドラマ放映より1年も前に当時音楽制作会社に勤務していた
小林明子がある歌手のために作曲したが、その歌手が引退してしまった。しばらくして偶然にドラマ関係者の耳に入り、湯川れい子が詞をつけ、歌手を誰にしようかと検討したところ、デモテープ用に歌った声がいい、と
小林明子が歌うことになった。
この歌詞は湯川の実体験によるもので、また湯川が重視したのは「I'm just a woman Fall in love」の辺りという。
湯川は作詞するのにとても時間がかかったと語っている。特に「ダイヤル回して手を止めた」の部分はダイヤル式の電話を指しているが、1980年代後半は公衆電話がダイヤル式からプッシュホン式に替わったケースが多かったが、ダイヤル式は電話をかける時に時間がかかり、その時に迷う心理を表現するためにあえてこの部分を残して発表した。湯川は変更しようとしたが、当時のレコード会社のプロデューサーに「ここがいいんだ。ここを変えたらこの曲は死にます」と強く説得されたと語っている。
「恋におちて -Fall in Love-」歌詞