石川優子&チャゲ--『ふたりの愛ランド』「ふたりの愛ランド」(ふたりのあいランド)は、
石川優子とチャゲ(現:Chage)のコラボレーション・シングル。1984年4月21日に発売された。
作詞:チャゲ・松井五郎 / 作曲:チャゲ / 編曲:平野孝幸
当時、チャゲ&飛鳥(現:
CHAGE and ASKA)のシングルA面は、全て飛鳥涼(現:ASKA)がメインボーカルをとっていたために、チャゲは、シンガーソングライターとして単独でもやっていけるほどの充分な実力を有しながらも、自身がメインボーカルを務める楽曲は常にB面にとどまっており、彼の目立つ機会は皆無といっていい程だった。
ヤマハ音楽振興会としても、チャゲを前面に押し出して売り出す機会を狙っていた。そんな折に、JALのCMソングとしてヤマハに依頼があり、そこでチャゲの作った「ふたりの愛ランド」に白羽の矢が立ったのであった。
ただ、あまりにもチャゲ&飛鳥とは曲調が異なり、本人もシャレのつもりで書いたものだっただけに、ヤマハの制作プロデューサー・山里剛が、(飛鳥と組むのではなく)前年にJALのキャンペーンソングを担当した
石川優子のマネージャーとディレクターに
石川優子と組むことを提案し、それが採用された。
チャゲは当初、この曲は男女のデュエットを想定せずに自分の歌いやすいキーで作曲していたため、その後キーの合わせ方にかなり苦心したという。累計では45万枚を売り上げた。
石川優子も、チャゲと時期を同じくしてデビューしたシンガーソングライターであり、1981年には石川優子自身作詞・作曲を手掛けた「シンデレラ サマー」(当曲もJAL'81・沖縄キャンペーンソング)がヒットし、当時既にトップアーティストの仲間入りを果たしていた。
「ふたりの愛ランド」歌詞