小椋桂--『シクラメンのかほり』『
シクラメンのかほり』 1975年4月10日発売(布施明版)
作詞・作曲:小椋桂
小椋桂自身は1976年6月1日発売のアルバム『
道草』に収録されています。
布施明版と
小椋桂版とでは、AメロとBメロとがつながる部分のメロディに違いがある。
この曲は、
小椋桂本人によれば、作りだめしていたお蔵入りしていた曲を流用したものであった。
布施明は「
シクラメンのかほり」で『第4回東京音楽祭』に出場した事がきっかけとなり大ヒット、1975年の『第17回日本レコード大賞』と『FNS歌謡祭』グランプリと年末の音楽番組の大型タイトルを総なめした。
この曲が作られた時代のシクラメンには香りがほとんどなかったが、現在では品種改良により香りのあるシクラメンが開発されている。
このように歌の後から品種改良が進む事例は松田聖子の『赤いスイートピー』でも同様のことがあった。
なお、布施自身は同曲を歌うと決まった後に、シクラメンには香りがないことを知り、ずっと違和感を覚えながら歌っていたそうである。
タイトルの「かほり」は旧仮名としては誤りであり、正しくは「かをり」であるが、この曲の題名においては、作詞・作曲を手掛けた
小椋桂が妻である「佳穂里」氏に宛てた愛の賛歌であることからこの表記が使われたという説がある。
「シクラメンのかほり」歌詞