伊藤咲子--『乙女のワルツ』『
乙女のワルツ』
伊藤咲子5枚目のシングル。1975年7月5日発売。
作詞: 阿久悠 、作曲・編曲: 三木たかし
壮大なコーラスから始まる
乙女のワルツはリリース当時の日本は、高度経済成長の反動が重くのしかかった混迷期であった。
そんな中で流行った同曲は、同時期にヒットしていた五木ひろしの「千曲川」(作詞:山口洋子、作曲:猪俣公章)共々優しいワルツのリズムで世間を癒した名曲である、と現在でも高い評価を受けています。
また、
乙女のワルツの曲調は大正期の流行歌である「ゴンドラの唄」(作詞:吉井勇、作曲:中山晋平)をベースにしたとされています。
2007年に阿久悠が死去した際、あらゆる追悼番組で阿久の代表曲の一つとして『乙女のワルツ』がとりあげられおり、
伊藤咲子本人も阿久への思い入れの強い曲として本楽曲の名を挙げています。
叶わなかった初恋の思い出がテーマになっているが、一般的に美化されがちな初恋を「つらいだけの初恋」と歌っている歌詞が特徴のひとつとなっています。
『乙女のワルツ』:歌詞