尾崎豊--『卒業』「卒業」は、日本のシンガーソングライターである尾崎豊の4枚目のシングル。
作詞・作曲: 尾崎豊、全編曲: 西本明
1985年1月21日にCBSソニーからリリースされた。作詞・作曲は
尾崎豊が行い、プロデュースは須藤晃が担当している。前作「はじまりさえ歌えない」(1984年)からおよそ5か月ぶりのリリースとなった。2枚目のアルバム『
回帰線』(1985年)からの先行シングルであり、
尾崎豊としては初の12インチシングルとなった。尾崎豊の同級生の体験をもとに歌詞が制作され、最後にサビがリフレインしながら異なる展開に発展するなど既存の楽曲の形式を破った曲であるとも言われている。
オリコンチャートでは最高位20位となり、
尾崎豊の作品として初のランキング入りを果たした。この曲のヒットにより尾崎豊は反抗する10代の象徴的な存在となった。リリース当時は歌詞中の過激な表現に注目が集まり、実際に校舎の窓ガラスを割る行為などを行う若者が出現したことで問題作とされた。また
尾崎豊自身は後にそのような影響について「罪の意識を感じる」と述べている。
1984年頃よりライブにて演奏され、生涯全てのコンサートツアーにおいて演奏された。2016年にはジーユーの「WEB限定ショートムービー『卒業』篇」のコマーシャルソングとして使用された。
「卒業」 歌詞