坂本九--『上を向いて歩こう』『上を向いて歩こう』 1961年10月15日リリース
作詞:永六輔 作曲:中村八大
元々は中村八大が自身のリサイタルのために制作した楽曲であったが、曲直瀬信子の推薦により、
坂本九のシングル曲としてレコーディングされることになった。
1961年4月からNHKで放送されていたテレビ番組「夢であいましょう」の10月、11月の「今月のうた」として発表され、同年10月にレコードが発売されると爆発的なヒットとなった。
当時の日本のレコード売り上げランキング(「ミュージック・ライフ」誌に掲載されていた国内盤ランキングでは1961年11月 - 1962年1月まで3ヵ月にわたり1位を独走した。
売り上げだけを見れば相当なものであったが、
坂本九の独特な歌い回しが耳に合わない当時の保守的な日本の歌謡界においては評価は高くなかった。
レコード大賞にも選ばれていない。
だが、この評価は世界での大成功により覆された。
1962年、ヨーロッパでこの曲が紹介され、大ヒットした。
フランスなどでは原題と同じ意味のタイトルで発売されたが、イギリスでは「SUKIYAKI」、ベルギーやオランダでは「忘れ得ぬ芸者ベイビー」と改題された。
アメリカでは、イギリスでヒットしたケニー・ボール楽団のレコードが発売されたが、チャートの100位以内には入らなかった。
しかしワシントン州パスコのラジオDJリッチ・オズボーンが偶然、坂本九のレコードを入手し(彼の番組のリスナーの高校生が日本にいるペンフレンドに貰ったものを送ってきたという)、ラジオ番組で「SUKIYAKI」として紹介すると、局に問い合わせが殺到し、1963年、「SUKIYAKA」(発売当初は「SUKIYAKI」が誤植されこのタイトルとなった。
(後に訂正)「SUKIYAKI」の題でキャピトル・レコードから発売され、ビルボード誌で6月15日付から6月29日付まで3週連続、キャッシュボックス誌で6月15日付から7月6日付まで4週連続1位のヒットとなった。
ビルボード誌において、英語以外の歌では1958年のドメニコ・モドゥーニョ「ボラーレ」(イタリア語)以来2曲目の1位であり、同年のシングルレコード年間チャート4位にもランクされている。
また「全米1位」の影響を受け、日本でも1963年7月に『上を向いて歩こう「スキヤキ」』のタイトルで再プレスされヒットした。
「上を向いて歩こう」歌詞 | 上を向いて歩こう
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