鳥羽一郎--『兄弟船』『
兄弟船』 1982年発売 鳥羽一郎のデビューシングル
作詞:星野哲郎 作曲:船村徹
「海の男」という、それまで殆ど取り上げられなかった独自の路線を開拓して話題をさらいその年の新人賞を総なめにする。
このとき既に30歳を迎えており、異例の遅咲きとなった。
弟の山川豊がしなやかに「大人の色気」を歌い上げるのに対し、
鳥羽一郎の演歌は大海原を相手に日々格闘する漁業従事者たちの「心意気」や「絆」を力強く歌い上げる。
港町の漁師の中で、友人と酒盛りをしながら
鳥羽一郎の演歌を聞くのはもはや日常となっている。
捻り鉢巻にゴム底の長靴という独特且つワイルドな風貌と抜群の歌唱力は、温厚で親しみやすい人柄と相まって一躍全国的な人気を獲得。
『大漁』旗を背に熱唱する姿は「圧巻」と呼ぶに相応しく、その存在は『兄貴』そのものである。
「兄弟船」歌詞