尾崎紀世彦--『また逢う日まで』『また逢う日まで』は、1971年にリリースされた
尾崎紀世彦のセカンドシングル。
オリコンでは100万枚に近いセールスを記録し、1971年の年間第3位に輝いた。
作詞:阿久悠 作曲:
筒美京平 編曲:
筒美京平尾崎紀世彦のダイナミックな歌い方は、デビュー当時から注目されていた。
第13回日本レコード大賞・大賞と第2回日本歌謡大賞・大賞を受賞。
リリースされて2ヵ月後にオリコンシングルチャートで4位に初登場し、3週後には1位を獲得し、9週間にわたり1位を守り抜いた。
尾崎紀世彦にとっては、この曲が唯一の1位獲得曲となった。
本曲は三洋電機のルームエアコン「健康」のCMソングの候補曲として作られたもので、
筒美京平が作った曲にやなせたかしの歌詞を付けたものを槇みちるが歌ったが、スポンサー側の方針変更により最終段階でボツとなった。
その後、この曲に阿久悠が安保闘争で挫折した青年の孤独をテーマにした歌詞を付け、「ひとりの悲しみ」というタイトルで、コーラスグループのズー・ニー・ヴーにより1970年にリリースされたが、ヒットにはならなかった。
後日、3度目のリメイクの話が持ち上がり、この曲を歌うことになった
尾崎紀世彦のために、阿久が新たに詞を書き換え「また逢う日まで」としてリリースされた。
なお、阿久にとっては初のレコード大賞受賞曲である。
アレンジ(編曲:
筒美京平)が良く、特に動きの速いベースラインが印象的である。
日本で4年に一度開催されている『ワールドカップバレー』が初めて、日本で開催された1977年の『ワールドカップバレー'77』のテーマソングである。本曲はワールドカップバレーテーマソングの元祖である。
尾崎紀世彦は日本テレビ系列『速報!歌の大辞テン』の最終回(2005年3月23日放送)のトリ歌手として本曲を歌唱。歌唱前のトークにて、本曲について「未だに(自分は)歌い切れていない」と述べた。
尾崎紀世彦は晩年において、懐メロ番組での歌唱の際、サビの歌詞の歌い方を原曲に比べ大きく崩す場合があり、一部で物議を醸した。
『また逢う日まで』歌詞