寺尾聰--『ルビーの指環』寺尾聰の6枚目のシングル。1981年2月5日発売 作詞: 松本隆/作曲: 寺尾聰/編曲: 井上鑑
「ザ・サベージ」を結成しベースギターを担当。『いつまでもいつまでも』でレコードデビュー。
大ヒットするが、すぐにグループを脱退。
石原裕次郎製作・主演の映画『黒部の太陽』で俳優デビュー。これを機に裕次郎の門下となり、石原軍団の若手有望株として主にテレビドラマに出演。
『ルビーの指環』を石原プロ関係者に聴いてもらったところ、「こんなお経みたいな曲が売れる訳がない」と小林専務は難色を示したが、石原裕次郎の「いいじゃないの」の一言で、レコード化が決定した。
『ルビーの指環』のヒットにより、発売当初はヒットしていなかった3rdシングル「SHADOW CITY」、4thシングル「出航 SASURAI」も相乗効果でヒットし、「SHADOW CITY」は、発売から約9か月後にオリコンシングルチャートで3位を記録(この時「ルビーの指環」が1位、「出航 SASURAI」が14位)。『ザ・ベストテン』では本作と「SHADOW CITY」「出航 SASURAI」の3曲が、同年5月21日と6月11日の2度、同時トップ10以内にランクインした。
TBS系の音楽番組『ザ・ベストテン』では、3月19日に9位に初登場。その後4位、2位と順位を上げ、4月9日に初の1位を記録、その後6月25日まで12週連続1位という同番組の最長記録を樹立、この記録は放送終了まで破られなかった。
連続1位の最長記録が更新されるたびに、同番組からはプレゼントが贈られた。このことは、同番組の総集編やスペシャル放送などで、話題の一つとして必ず触れられている。
日本テレビ系『ザ・トップテン』では放送第1回の第1位かつ10週連続、通算12回1位という同番組の最長記録を樹立している。
同年12月31日には第23回日本レコード大賞を受賞。作詞者の松本隆は作詞賞、作曲者の寺尾聰は作曲賞、編曲者の井上鑑は編曲賞を受賞し、楽曲製作者に贈られる3タイトルを総なめにしている。更に寺尾聰は同日の『第32回NHK紅白歌合戦』にも出場。
2007年末『第58回NHK紅白歌合戦』にも出場しており、どちらも「ルビーの指環」を披露した。
昭和ファンならご存知の『ザ・ベストテン』にて神話を打ち立て、昭和を語るにこの曲は外せない名曲となりました。
『ルビーの指環』:歌詞